ノブレス・オブリージュ(Noblesse Oblige)
「位 高ければ、務め多し(重し)」
画像は、晩年の開高さんが大切にしたという「木家下バー」にあるメモリアル・プレート。
「知的な痴的な教養講座」に詳しく書かれています。
貴族というのは、つね日ごろは庶民の汗の上にあぐらをかいて、チンタラ、チンタラお城で暮らして美女と戯れ、美酒を飲み、美食に耽ったり、美音に耽ったり、遊ぶことに情念を傾けていたのだが、いったん緩急あって祖国が危機に瀕すると、とたんに女と寝ていたベッドからガバとばかりにはね起き、すがる女の手を振りほどき、二日酔いをかなぐりすて、鎧兜に見をかため、「ハイヨー!」と大声を発し全軍のまっ先かけて突進していった。
危険の中へまっ先かけて突進する———これが「ノブレス・オブリージュ」の具体的イメージである。
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