2009/10/30 新潮社より講演を収めたCD発売。
やっと、ついに、開高健の講演がCD化されました。
経験・言葉・虚構 / 地球を歩く(新潮CD)
「言葉」というものの本質を様々な側面から論じた「経験・言葉・虚構」。
自ら見聞した文明の爛熟と自然の危機という状況について警鐘を鳴らす「地球を歩く」。
ペンを持って戦場をかけめぐり、釣り竿をかついで大自然を漫歩した現代屈指の行動派作家が、ずぬけた知性とユーモアをもって語った41歳と53歳の二つの時期の講演を収録。
この二つの講演は、以前新潮カセットで発売されていたものと同じなので、聴いたことのある方も多いのではないでしょうか。
足で考え、耳で書く / 雨の日には釣竿を磨きながら(新潮CD)
世界中の紛争地域で拾い集めた貴重なエピソードを語った「足で考え、耳で書く」。
ウォルトン、太公望、幸田露伴など古今東西の釣りの達人の蘊蓄を紹介する「雨の日には釣竿を磨きながら」。
すぐれたルポルタージュ作家としての顔と釣り師としての顔を持つ開高健の、55歳と43歳の時の講演。
こちらの二つの講演は私の知る限り初の商品化です。
発売を知りすぐに本屋さんに走りましたが近所の数軒には在庫なし、ネットでもどこも取り寄せになるとのことだったので、現在アマゾンに注文中です。
没後20年、ということで絶版になっている文庫も復刊されると開高ファンとしては嬉しいのですが。
追記:
紀伊國屋 BookWeb に在庫がありました。
CD>足で考え、耳で書く/雨の日には釣竿を磨きながら 新潮CD
CD>経験・言葉・虚構/地球を歩く 新潮CD
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