【釣りの本】フィッシュオン

開高健「フィッシュオン」

アラスカでのキングサーモンとの壮烈な闘いをふりだしに、世界各地の海と川と湖に糸を垂れる世界釣り歩き。
カラー写真多数収録。

フィッシュ・オン (新潮文庫 草)

アラスカから、スウェーデン、アイスランド、西ドイツ、ナイジェリア、フランス、ギリシャ、タイと世界各国をまわり、最後は日本(銀山湖)での岩魚釣り。
スウェーデンではABU社(アブ・ガルシア - Wikipedia)の山荘に招かれて釣りをします。

釣師をさしてホラ吹きだというよくある批評はネコをさしてニャオーといって鳴くという程度の指摘にすぎず、精神の貧困もいいところである。
よしんば釣師があきらかにホラと判別できるホラを吹いたところで、やっぱりその批評は貧困である。

いったい人間は魚を釣っているのであるか。
それとも魚に釣られているのであろうか。
遊びを追っていくと、きっと、どこかで、底なしの穴を覗かせられる。

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このサイトについて

開高健(かいこうたけし)
1930年12月30日〜1989年12月9日
ベトナム、アラスカ、モンゴル・・・
世界を股にかけた行動する作家、開高健のあれやこれやを紹介するサイトです。
リンクはどこでもご自由に。

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