tag:blogger.com,1999:blog-4102334061817965612024-03-20T05:26:16.290+09:00ごぞんじ開高健開高健のあれやこれやUnknownnoreply@blogger.comBlogger141125tag:blogger.com,1999:blog-410233406181796561.post-79846045906345492192012-07-11T08:40:00.000+09:002012-07-11T08:50:24.860+09:00【対談集】開高健|谷沢永一|向井敏「書斎のポ・ト・フ」開高健|谷沢永一|向井敏「書斎のポ・ト・フ」
博覧強記の幼馴染三人が、庖丁さばきも鮮やかに古今東西の文学を料理しつくす。談論風発・快刀乱麻の驚きの文学鼎談。
書斎のポ・ト・フ
若くてあまりまだ本を読んでなかったときにこの本を知ったので、これをきっかけに読んだ本がたくさんあります。
本から本へ、著者から著者へ、を実感させてもらった一冊。
目次
八丁堀のホームズ|捕物帳耽読控|虹をつかむ男たち|ロマン・ピカレスク|末はオセロかイヤゴーか|児童文学序説|荒野のパンテオン|現代マスコミ論|手袋の裏もまた手袋|文学のなかの政治人間|山川草木鳥獣虫魚|ナチュラリスト文学考|野に遺賢、市に大隠|知られざる傑作|余談「千夜一夜」
同人誌「エンピツ」の仲間だった著者の三人。
開高さんが一番早く亡くなりました。
残る二人はそれぞれに開高さんについての回想本を出しています。
向井敏「開高健 Unknownnoreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-410233406181796561.post-64646304311045644352012-05-09T06:04:00.000+09:002012-05-09T06:04:04.624+09:00【その他の本】ベトナム戦争(コレクション 戦争×文学)ベトナム戦争(コレクション 戦争×文学)
遠くて近い戦争を、改めて知る試み。
開高健や沢田教一ら、作家や戦場写真家たちがベトナムで見た戦争の真実、日本国内での戦争の影響を描いた小田実、
中上健次たち。小説とルポルタージュを収録し、ベトナム戦争の本質を描き出す。
ベトナム戦争(コレクション 戦争 × 文学)
開高健作品からは「岸辺の祭り」「姿なき狙撃者!ジャングル戦」の二つを収録。
集英社創業85周年記念企画 「戦争×文学」コレクション全20巻のうちのひとつ。
そのほかの収録作品
日野啓三 「向う側」
南木佳士 「重い陽光」
辺見庸 「迷い旅」
吉岡忍 「綿の木の嘘」
岡村昭彦 「南ヴェトナム前線へ」
石川文洋 「南ベトナム海兵大隊」
沢田教一 「17度線の激戦地を行く」
松本清張 「ハノイからの報告」
一ノ瀬泰造「カンボジア報告」
又吉栄喜 「ジョージが射殺した猪」
中Unknownnoreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-410233406181796561.post-55529535299509683322012-02-28T23:39:00.000+09:002012-02-28T23:39:44.267+09:00【その他の本】菊池治男「開高健とオーパ!を歩く」菊池治男「開高健とオーパ!を歩く」
33年後のアマゾン 同行編集者が見た作家の横顔
菊池治男「開高健とオーパ!を歩く」
1977年、後に開高健の代表作となる「オーパ!」の旅に同行し、33年後彼の地を再訪した担当編集者による、アマゾンと作家の思い出。
菊池治男氏による「オーパ!」釣行の舞台裏。
もう当時の開高さんを語れる人が少なくなってきました。
菊谷匡祐氏、細川布久子 両氏の著作と同様、開高健好きにはうれしい一冊です。
菊谷匡祐「開高健のいる風景」
細川布久子「わたしの開高健」
帯は、重松清 氏。
菊池治男(きくちはるお)
1949年生まれ。
元「プレイボーイ」、集英社編集者。Unknownnoreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-410233406181796561.post-49797282179775224022012-01-07T07:39:00.000+09:002012-01-29T07:40:40.233+09:00【その他の本】文學界 2012年2月号 特集「若き日の開高健」文学界 2012年02月号 特集「若き日の開高健」
没後二十三年、戦後文学に比類なき作家の貴重な記録。
特集「若き日の開高健」
向井敏への手紙
新発見小説「食卓と寝台 第二章」
解説:坂本忠雄 開高文学形成期の未完小説
谷沢永一への手紙
伴走、二十年。山野博史
――谷沢永一先生との約束を果すまで
開高健が23歳のときに書いた小説「食卓と寝台 第二章」を収録。
解説は、元開高健記念会会長 坂本忠雄。
2009年に行われた坂本氏の講演記録はこちらから。
坂本忠雄「開高健の魅力」講演
とても「文學界」らしい、ひと味違う開高健特集です。Unknownnoreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-410233406181796561.post-3358410901779808432011-12-09T07:34:00.000+09:002012-01-26T07:40:33.707+09:00【ニュース】開高健記念館「開高健の情熱の日々」展開高健記念館「作家志望青年・開高健の情熱の日々」展
記念館で新しい企画展示が始まりました。
父親の死去により12歳にして家督を継ぎ、窮乏生活、そして家族のためにアルバイトに日々を費やしていた開高青年の夢は小説家(作家)になることでした……。大学入学後は同人誌に習作を発表、先輩の文学者に積極的に働きかけ、文壇への足がかりを求めます。新たに発見された未発表小説や直筆の原稿、手紙などの豊富な資料を紹介しながら、小説家・開高健誕生の軌跡をたどります。企画展「作家志望青年・開高健の情熱の日々」展が始まりました - 開高健記念財団
会期 :2011/12/09(金)〜2012/05/27(日)
開館日 :毎週 金・土・日の3日間と祝祭日
開館時間:11月〜03月 10:00〜17:00(入館は16:30まで)
04月〜10月 10:00〜18:00(入館は17:30まで)
入場無料
Unknownnoreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-410233406181796561.post-3369832913619051742011-11-30T00:16:00.001+09:002011-11-30T00:34:07.477+09:00【その他の本】晴山陽一「名言の森 心に響く千人千句」晴山陽一「名言の森 心に響く千人千句」
アルキメデス、孔子からアンディ・ウォーホル、長嶋茂雄まで、古今東西の有名人1000人の名言名句をまとめた名句集。
「どうしても伝えたい大事なこと」をテーマに人生の指針、座右の銘となるような1000句を厳選して収録。
第1章 人間・人生
第2章 愛・男と女
第3章 お金・仕事
第4章 幸福・宗教
第5章 芸術・言葉
第6章 知性・時間
第7章 心・感情
第8章 政治・平和と戦争
第9章 文明・科学
第10章 娯楽・社会
様々なジャンルの名言を集めた名言集。
トイレや枕元に最適。
第10章(ファッション・料理)で、開高健の名言が紹介されています。
人間は醜い、だが人生は美しい。
(ロートレック)
想像力は知識よりも大事だ。知識は有限だが、想像力は無限に世界を駆けめぐる。
(アルバート・アインシュタイン)
カバーよりUnknownnoreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-410233406181796561.post-46325769953561753372011-08-31T07:57:00.000+09:002011-11-03T06:21:18.859+09:00【その他の本】大人の文房具【文豪たちに愛された傑作文房具&書斎グッズ】大人の文房具【文豪たちに愛された傑作文房具&書斎グッズ】
文豪に選ばれた万年筆、手帳、シャープペンシル etc.
ストーリーのある文房具を紹介する大人のためのガイドブック
◆特集1【作家の道具】
◆特集2【匠の文具術】
◆特集3【大人の手紙のつくりかた】
そのほか、老舗から新進ショップまで押さえた【なぎら健壱の東京文房具さんぽ】
ビギナーにも分かりやすい【大人の万年筆入門】
目利きが選んだ【実用文房具50傑】など
高級品からデイリーユースのものまで「文房具」を幅広く紹介
特集1で「開高健モデル」とも言われるモンブランが紹介されています。
その他にも、夏目漱石や三島由紀夫、坂口安吾、山口瞳、アーネスト・ヘミングウェイなどなど。
文房具好きにはたまらない、想像以上に読み応えのある一冊でした。Unknownnoreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-410233406181796561.post-82612789073618433502011-05-26T08:07:00.000+09:002011-11-03T06:21:52.718+09:00【その他の本】細川布久子「わたしの開高健」細川布久子「わたしの開高健」
釣り師であり、食の大家であり、きわめて行動的なジャーナリストともいわれる作家開高健。
その担当編集者として、あるいは私設秘書として身近に見てきた著者が描く、女性の視点からの作家の姿。
編集者としての関係だけでなく、隠し口座の管理までまかされていたという著者。
昨年亡くなられた菊谷匡祐氏(訃報:菊谷匡祐氏)著「開高健のいる風景」の女性版といった感じ。
小説やエッセイからは伺い知ることの出来ない、身近に接していた著者ならではのエピソードが満載です。
細川布久子
1947年香川県生まれ。
関西大学法学部卒業。雑誌「面白半分」「サンデー毎日」等の編集を経て、1985年末に渡仏。
現在もパリに在住。
ピエール・エルメの翻訳本や、ソムリエという仕事ほか、ワイン関連の著作も多数あります。
Unknownnoreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-410233406181796561.post-57698599883968148852011-02-28T08:53:00.000+09:002011-11-03T06:22:10.374+09:00【その他の本】大阪で生まれた開高健大阪で生まれた開高健
直木賞作家の難波利三氏、藤本義一氏をはじめとした10名が開高健の足跡を綴る。
筆者の中には開高の天王寺中学時代の同窓生や大阪の釣り仲間も文章をよせていて「作家 開高」のみならず「青年 開高」の姿を感じることができる。
開高氏の写真、原稿、手紙など多数掲載。
難波利三/藤本義一/柳原良平/岡田圭二/來田仁成/作花済夫/谷口博之/金戸述/菊谷匡祐/坪松博之
以上10人が描く開高さんの思い出。
見たことのない写真がたくさん掲載されていました。
画像は、なんばパークスで開催された「大阪で生まれた開高健展」のパンフレット。
残念ながら行けず。Unknownnoreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-410233406181796561.post-41992415703027029392010-12-19T09:16:00.000+09:002011-11-03T06:22:20.290+09:00【その他の本】嵐山光三郎「文士の舌」嵐山光三郎「文士の舌」
鴎外、漱石から川端、三島、向田邦子、開高健まで
24人の「舌」が選んだ、明治・大正・昭和の味。
ミシュランにも負けない、文と食の達人「御用達の名店」徹底ガイド。
森鴎外/夏目漱石/泉鏡花/永井荷風/斉藤茂吉/高村光太郎/谷崎潤一郎/岡本かの子/川端康成/林芙美子/坂口安吾/壇一雄/吉田健一/水上勉/池波正太郎/遠藤周作/隆慶一郎/吉行淳之介/三島由紀夫/武田百合子/山口瞳/吉村昭/向田邦子/開高健
文士24人「ご用達」の三ツ星料理店、名物料理案内。
開高さんは、鮨 新太郎でのふむふむと頷きたくなるようなエピソードが掲載されています。
当サイトでも「グルマン開高健の通ったお店」として、開高さんの通ったお店を紹介していますが、現在は閉店、休業というお店も少なくありません。
が、こちらに掲載されているお店はほとんどが(取材の時点で)営業中。
この本片手にUnknownnoreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-410233406181796561.post-54933211704049689732010-07-30T22:59:00.000+09:002011-11-03T06:28:46.449+09:00【開高健の通ったお店】伊勢丹新宿店ネグレクテッド・ダンディ 開高健の通ったお店「伊勢丹新宿店」
伊勢丹新宿店(メンズ館)5F、紳士服オーダーメイドで洋服を誂えていたそうです。
担当した技術者はもう退職していないそうですが、当時を知る人によると、開高さんはツイードやホームスパンなど、カジュアルな素材を好み、作ったのはジャケットがほとんどだとか。
伊勢丹ではカット・縫製の技術者が注文服への対応をする。
だから、ここでは開高は、「今回はチェックにしよう」などと、簡単に好みを伝えた後は「餅は餅屋や。任せたで」と、値段の話などせず、磊落な態度に終始したという。
「サライ」2005年9月号より
靴は、神田神保町にある平和堂靴店(今は閉店しています)で、チャッカーブーツをオーダーしていたそうです。
店名:伊勢丹新宿店 メンズ館 5F
住所:東京都新宿区新宿3-14-1
電話:03-3352-1111
大きな地図で見るUnknownnoreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-410233406181796561.post-79961195025707716502010-07-04T21:54:00.000+09:002011-10-29T09:57:12.082+09:00【名言】毒蛇はいそがない開高健の言葉
毒蛇はいそがない
「フィッシュオン」の取材旅行で、タイのバンコックを訪れたときに、チェンマイ王族の一人、アンポール殿下に教えられたという言葉。
殿下はまた私がタイを去るときに、「毒蛇はいそがない」というタイの諺も教えて下さいました。
この諺は、自信のあるやつはゆっくりしているもんだということと同時に、けれど目的はかならず仕遂げてみせるのだという凄味も含ませているように思われます。
(中略)
この諺を毎日の暮らしのフトした瞬間にざれごととして口にだせるくらいの精神を持ちたいものと思います。
「ああ。二十五年」収録、1973年(昭和48年)の「ヨーロッパ文化講演会」における講演を要旨のみに短縮、ならびに加筆訂正したものより
瀬戸内寂聴さんも、開高さんのこの言葉について、書いています。
以下は、瀬戸内寂聴、丸谷才一、開高健の三人で講演旅行にでかけたときの話。
旅の間じゅうUnknownnoreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-410233406181796561.post-14506644749136512972010-06-30T20:15:00.002+09:002010-06-30T20:27:27.500+09:00【ニュース】開高健新刊いろいろ5月6月に発売された開高さんの新刊です。2010/06/25発売開高健の文学論(中公文庫)戦後のにおいが色濃く残る時代から平成に至るまでの三十数年間、抽象論に陥ることなく、徹頭徹尾、作家と作品のみをエネルギッシュに論じ続けた評論集。内外の古典、同時代の作品、そして自作について縦横無尽に語り、文学の魅力と問題点を伝える。2010/05/31発売夏の闇―直筆原稿縮刷版誰も殺せず、誰も救えず、徒労と焦燥の間を漂うしかなかったヴェトナムでの戦場体験を経て、暗く、抜け道のない「現代」によどむ懈怠と嫌悪の淵に沈潜し、ひたすら女との甘い生活にふけろうとする男。男は「私」であり、作家は自分自身に挑みかかる決意だった。40歳のにがい記念として…。かくて、書き直しも消し跡もほとんどない、この完璧な原稿が残された。作家の決意がみごとなまでに結実した、その記念として―。一時はプレミア価格のみの取り扱いでしたが、Unknownnoreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-410233406181796561.post-78982824971053240482010-05-09T08:36:00.003+09:002010-05-09T08:51:42.695+09:00【ニュース】開高健記念館「開高健とパリ」展開高健記念館「開高健とパリ」展「パリ」、そしてフランスは、初めて訳した詩人たち、リルケの暮した街、サルトル、ボーボワールなどの思想家・文学者との精神的な親近感や憧れを、開高健のなかに育んだ場所であり、遠くアラスカ、アマゾン、南北アメリカ大陸縦断、モンゴルといったのちの旅の出発点にきわめて近い土地でもあったのではないでしょうか。作家は後々まで、サルトルとの出会いを語り、フランスのワインとジョークを愛し、シャンソンを原語で歌うのを好みました。開高健記念館の新しい企画展示「開高健とパリ」展が始まりました。会期 :2010/04/29(木)〜2010/11/28(日)開館日:毎週 金・土・日の3日間と祝・祭日時間 :10:00〜17:30(11月〜3月は16:30まで)入場無料また近いうちに行ってみようと思います。Unknownnoreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-410233406181796561.post-86741685034183627652010-04-25T09:13:00.005+09:002010-04-25T09:26:58.141+09:00【ニュース】4/26発売 直筆原稿版「オーパ!」開高健 直筆原稿版「オーパ!」大河アマゾンに、幻の巨魚と<驚異>(オーパ!)を追った、伝説の紀行ノンフィクションが32年ぶりに甦る。ときに笑い、ときに賛嘆する作家の姿が、書き記した一字一字から伝わってくる直筆原稿版。新セレクト口絵カラー32P付。自筆原稿265枚を原稿用紙のまま(70%)縮小して、作家の筆遣い、息遣いのまま読めるように再現。開高健生誕80年の今年、各地で行われる展覧会や催し物においても、普通の復刻版や写真版とは一味ちがう光を放つ一冊。4月26日、直筆原稿版「オーパ!」発売!永久保存版です。ポスター(クリックで拡大します)Unknownnoreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-410233406181796561.post-67117853331539918752010-01-24T22:17:00.000+09:002011-10-29T07:15:50.544+09:00【釣りの名言】女は女じゃないか開高健の釣り名言女は女じゃないか「オーパ!」より大騒動のさなかに菊池君はピンタードをルアーで釣り、それをとりこむためにさらに大騒動になったらしい。生簀をあけてみると一メートル強の馬面のお化けが生簀に入りきらず、体を曲げてあえいでいる。腹のでっぷりした、みごとなお化けであった。この人はアマゾンでもアロワンナだの、カショーロだのと、異形の魚ばかり、誰も釣ってないのを一人であげていたが、ここへきてとうとう外道の極点に到達したらしい。「・・・イヤだなあ、オレ。けったいな魚ばかり釣っちゃって。スルビンだなんて。ドラドが一匹も釣れなくて、こんな化けもの釣っちゃって。何もわるいことしてないのに」真摯にうなだれて憂鬱そうにぶつくさ呟いている。それを聞いて私は顔をあげ、冗談いっちゃいけない。お化けだって一匹じゃないか。一匹は一匹だよ、と慰める。それでもうなだれてうっとうしそうな顔をしているので、一匹は一匹Unknownnoreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-410233406181796561.post-65150723463498348752010-01-22T22:27:00.003+09:002010-01-22T22:27:00.358+09:00【ニュース】青梅市立美術館で「開高健とベトナム」展青梅市立美術館で「開高健とベトナム」展が開催されます。開高健、平和へのメッセージ 来月青梅で 平和運動家や釣り師としても活躍した作家、開高健(1930〜89年)が朝日新聞社の臨時特派員として戦時下のベトナムへ赴いた時の資料などを公開する「開高健とベトナム」展が2月3〜17日、青梅市立美術館で開かれる。戦争を批判し、平和を希求し続けた作家の遺品がメッセージを発信する。(上林格) 展示品は、開高が58歳で没するまで晩年を過ごした住居で、現・開高健記念館(神奈川県茅ケ崎市)が保存する遺品の数々。従軍記者のとき身につけていたヘルメットや双眼鏡、水筒など装備品のほか、「弾よけ」のおまじないとして肌身離さず持っていたオイル・ジッポ・ライターなどの現物約20点。ほかに執筆活動や平和運動、釣り紀行の様子などを伝える写真パネル約100点も展示する。asahi.com より会期:2月3日(水)~2月17日(Unknownnoreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-410233406181796561.post-32902474152676898442010-01-19T21:21:00.001+09:002010-01-19T21:21:00.191+09:00【その他の本】開高健—生誕80年記念総特集開高健—生誕80年記念総特集今よみがえる巨人の全貌ベトナム戦争体験を経て、決定的な喪失を味わい、ドキュメンタリー、釣、酒、食と転戦した開高文学の再評価。単行本未収録再録と重松清による角田光代ロングインタヴュー等。おなじみの重松清、角田光代のほか、エゴラッピン森雅樹、フードコーディネーター根本きこのインタビューや、糸井重里、武田百合子(武田泰淳の妻)のエッセイなどなど、とても楽しみな内容です。1月22日発売。◆特別インタヴュー角田光代 x 重松清「失われた戦場を求めて」森雅樹(EGO-WRAPPIN')「のみたい人」根本きこ「胃袋の味覚」◆開高健単行本未収録コレクション開高健、語る。—文学・釣り・ワイン・美味・人生—x 長野重一矢崎泰久吉武力生/萩昌弘・小松左京◆エッセイ糸井重里島尾伸三武田百合子坂本忠雄小林照幸◆論考丸川哲史栗原裕一郎◇作品ガイド◇著作リスト◇略年譜◇開高健アルバムUnknownnoreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-410233406181796561.post-71069168102133999382010-01-17T22:30:00.000+09:002010-01-17T22:30:00.480+09:00【釣りの名言】釣れない日の言いわけ開高健の釣り名言釣れない日の言いわけ一、魚がその気にならなかった。一、晴れすぎである。一、雨で河が冷えていた。一、弁当にウメボシが入っていた。一、先に釣られてしまった。一、仲間に坊主頭がいた。一、ガイドがいいポイントを知らなかった。一、二日酔いだった。一、奥方とケンカをしていた。一、その日は仏滅だった。釣れないわけは山ほどで、釣れるわけは知らない。高橋曻「男、が、いた 開高健」よりUnknownnoreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-410233406181796561.post-91959281810064948382010-01-16T17:47:00.000+09:002010-01-16T18:10:08.262+09:00【名言】いそいで書いた開高健の言葉「ごぞんじ」とともに手紙の文末によく書いていた言葉。1973年(昭和48年)ベトナムに和平調印を見届けるため150日間滞在。その間に、牧羊子夫人、娘の開高道子さんに宛てた手紙。わが愛する妻よ!わが悩みの娘よ!余は元気である。非常に元気である。夜明けに大砲がとどろいたり、デモで催涙弾に泣かされたりしたが、かつてなく元気である。下痢もしない。風邪もひかない。食慾は旺盛。昼寝が三時間あるので何ともありがたい。これは余にとってすばらしい美習である。余はハナちょうちんをだして眠りこける。モンキーバナナを食べるとよく眠れるのである。だから余は元気である。ここでは子供はハダシである。銭を投げて遊び、デモだというと急先蜂になって突進する。ここの唐辛子は小さいがひどくカライのである。いそいで書いた。また眠くなってきたようだ。「サライ」2005年9月号よりUnknownnoreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-410233406181796561.post-48606622859703562852010-01-15T22:20:00.000+09:002010-01-15T22:20:00.259+09:00【名言】いい編集者になる条件開高健の言葉いい編集者になる条件は、長年観察した結果、次の三つの要素をもってる男であると思われる。一つは、痴気。一つは、稚気。一つは、知己。この三つを持っている男がおれば、大ヒットするに違いない。日ごろはダメであっても、当たったときが大きいという特徴がある。ライフスタイル・アドバイス「風に訊け」に収録されている「いい編集者になる才能とは、いったい何でしょう」という読者からの問いへの回答。Unknownnoreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-410233406181796561.post-4244287155335809342010-01-14T23:20:00.002+09:002010-01-14T23:25:42.186+09:00【釣りの名言】大人と子供のちがいは開高健の釣り名言大人と子供のちがいは持っている玩具の値段のちがいだけである。アメリカ・無名氏「オーパ、オーパ!!アラスカ篇 カナダ・カリフォルニア篇」の冒頭に掲げられている言葉。Unknownnoreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-410233406181796561.post-85796292809198501892010-01-14T02:34:00.003+09:002010-01-14T02:55:54.670+09:00【その他の本】高橋曻「男、が、いた 開高健」高橋曻「男、が、いた 開高健」「人間・開高健」の素顔が蘇る、渾身の一冊。没後15年(1989年12月8日没)になる開高健氏の魅力満載の1冊。「この本で師の影を追い続けるのは、おしまい」と言う、氏に同行し世界を駆け回った写真家・高橋 氏が撮影した数万枚の中から厳選した写真と、傍らにいたからこそ見られた、聞けた開高氏の素顔・肉声を紹介。アラスカ、アマゾン、モンゴルなど大自然の中で、N.Y.、パリ、ロンドン、香港など大都市の喧騒の中で、「人間・開高健」のさまざまな表情と愛したもの全てが納められていて、生の姿が伝わってくる。曰く「上を見て生きる、下を見て暮らすんや。ほとんどはその逆なんや、要するに志ということ生活とはそういうこと」「酒は男を磨くんやで」等々、屈託のない氏の笑みと含蓄ある言葉が心に沁みる。「オーパ!」シリーズなどに同行した、カメラマン高橋曻氏の写真集。それぞれの写真に、高橋曻氏のUnknownnoreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-410233406181796561.post-80781322935610661142010-01-11T17:42:00.003+09:002010-01-11T22:39:04.919+09:00【名言】ノブレス・オブリージュ開高健の言葉ノブレス・オブリージュ(Noblesse Oblige)「位 高ければ、務め多し(重し)」画像は、晩年の開高さんが大切にしたという「木家下バー」にあるメモリアル・プレート。「知的な痴的な教養講座」に詳しく書かれています。貴族というのは、つね日ごろは庶民の汗の上にあぐらをかいて、チンタラ、チンタラお城で暮らして美女と戯れ、美酒を飲み、美食に耽ったり、美音に耽ったり、遊ぶことに情念を傾けていたのだが、いったん緩急あって祖国が危機に瀕すると、とたんに女と寝ていたベッドからガバとばかりにはね起き、すがる女の手を振りほどき、二日酔いをかなぐりすて、鎧兜に見をかため、「ハイヨー!」と大声を発し全軍のまっ先かけて突進していった。危険の中へまっ先かけて突進する———これが「ノブレス・オブリージュ」の具体的イメージである。Unknownnoreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-410233406181796561.post-46707180129260893942010-01-10T22:31:00.000+09:002010-01-10T23:58:14.994+09:00【その他の本】開高健の博物誌開高健「開高健の博物誌」解題・奥本大三郎自然と生き物に向けられた温かい眼差しと好奇心、ユーモア。開高健は優れた小説家であるとともに、それまでの日本作家に類例のない旅行家、ノンフィクション作家でもあった。釣り竿を片手に原生林の中へと喜んで分け入り、生命の驚異を味わい、それらの描写に力を注いだ。遺された幅広い作品群の中から、動物、魚類、虫類、植物などに関する名描写を選りすぐり、分類し、奥本大三郎の解題を付した、開高健版『イストワール・ナチュレル』ともいうべき一冊。小説、エッセイ、釣りの本などから、魚、動物、鳥、虫、植物、石・・・に関する文章表現を集めた一冊。はじめて読む方にもオススメです。ハイビスカスタイル張りの床いっぱいに散らかった新聞紙、本、酒瓶をかきわけてズボンをはき、シャツを着る。窓のそとには小さな庭があり、ひっそりとした黄昏のなかでハイビスカスの花が赤い巨大な蝶のように見える。Unknownnoreply@blogger.com0